危機管理・リスク管理

テレビや新聞、ネットからの断片的な情報から判断するのは危険かもしれませんが、危機管理、リスク管理について、アメフトの悪質ラフ・プレー事件から学ぶことも多いなと感じたのでこのブログを書く次第です。


日本大学アメリカンフットボール部の起こした今回の傷害事件と言っても言い過ぎで無いほどのラフ・プレーは、映像を観る限り、加害選手もその管理者であるコーチ、監督は自分たちの行動を正当化する要素は全くないでしょう。

日本大学の最初の過ちは内田前監督と学長がすぐに会見を開かず、大学広報も調査不十分なまま、「監督の指示という事実はない!」と事実関係の安易な全否定をしたことです。まずは謝罪のコメントをするのが普通だと思いますが、なぜか少しでも自分たちの責任が軽くなるようにと考えたのか、その後の危機管理がうまくいくとでも考えたのか浅はかな対応でした。



この初動危機管理が、今後最悪のものになるかを決める最重要ポイントで、速やかなダメージ回復の機会を完全に失ってしまい、さらに523日に日本大学で行われた緊急会見がドタバタで、火に油を注ぐ結果になりました。

関西学院大学の会見と比較して、今回露呈したのは、日本大学には優れた人材がいないのか?と言う事実ですね。

被害届が出て、刑事告訴、民事告訴という事になれば、事実が明らかになると同時に、教育の場としての大学と関連する高校、中学まで法人全体の信用失墜の事態に突き進んでいくことにもなりかねない出来事です。


次回は、ホームページの「社長ブログ」からの投稿になるかもしれませんが、この危機管理、リスク管理について、他社さんで施工したキッチンの後始末を当社でやることになった、とあるお宅で起きや事例と絡めてお話します。


by e-medic | 2018-05-24 11:10 | コミュニケーション

株式会社メディック・株式会社メディック 一級建築士事務所の長谷山泰三が、日常の合間に、日々の出来事や思いついたこと等を気ままに綴ります。建築やデザインなどの話題は、ホームページの「社長ブログ」に書いています。


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